文字サイズ変更
拡大
縮小
色の変更
FOREIGN LANGUAGE

ホーム > イベント情報 > ボランティアグループ紹介 > おはなしグループ「おはなしレストラン」

ここから本文です。

更新日:2024年2月13日

おはなしグループ「おはなしレストラン」

レストラン1 resutoran1

おはなし会案内

図書情報館会場

  • 毎月第1土曜日、午後3時から3時30分
  • 小学生以上

グループ紹介

保育園での体験

ある保育園のおはなし会のことです。
年長さんの6月、まだ2回目のおはなし会でした。
その日は、担任の先生ではなく、他の先生がお部屋にいらっしゃいました。
リーダーらしき元気のよい男の子と、その仲間5~6人の子がなかなか座ってくれません。
内心困ったなと思いながらも、少し落ち着くまでおしゃべりしてから、「三びきの子ブタ」を語り始めました。
おはなしの前半では、その子たちの「そのおはなし知ってるよ」という、ちょっと語り手をばかにしたような気持ちが伝わってきます。
しかし、かぶ畑、りんご畑と話が進み、最後に子ブタが、おおかみをグツグツ煮て晩ごはんに食べてしまいました、となった時、その男の子たちは本当に満足そうな顔を浮かべていました。
そして、それはその子たちだけではなく、クラス中が一つになって、おはなしの世界に浸っていました。
おはなしを語る前とは異なり、子どもたちの私を見る目は、信頼のまなざしに変わっていました。
この瞬間、子どもたちと私は、同じおはなしの中を歩いた仲間になっていました。
一度でもこんな体験をした語り手は、ストーリーテリングのとりこになってしまいます。
でも、どうしてそうなったかは、まだ分かりません。

おはなしの持つ、不思議な力

おはなしには、不思議な力があります。
私たちは、ストーリーテリングといって、言葉だけで、おはなしを子どもたちに語ります。
語り手と子どもたちの間には、目に見える物は何もないけれど、確かにおはなしが存在しています。
そして、そのおはなしを、語り手と子どもたちが共有した時、深い満足感が生まれます。
語り手である私たちは、子どもたちにそういう満足感を味わってもらいたいために、毎回子どもたちにたくさんのことを教えてもらいながら、おはなしを育てています。
また、おはなし会の後は、必ず仲間と反省会を開き、おはなしのお話をします。
これがまた、おはなしを育てます。
この年になって、たかがおはなしのことで、こんなにも真剣に熱く話ができるとは。
ストーリーテリングに出会えたからこその仲間です。
目には見えないおはなしが、こんなにも私を楽しませてくれています。
たかがおはなし、されどおはなし!

このページに関するお問い合わせ先

市民生活部アンフォーレ課 

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?